インタークラスの日常

 本日も暖かな日となりました。新型ウィルスの様々なニュースが飛び交って、登校が義務付けられてないので。生徒は少ないです。しかし、学院で過ごすことが好きなのでしょう。「先生に逢いに来ましたよ」と、顔を出してくれる生徒も少なくありません。

 そして、インタークラスの入学試験を目の前にした生徒たちは、マスクと手洗いをし、勉強に集中しています。少しずつ覚えた日本語で自分の意思を伝えたり、聞かれたことに答えたりと、コミュニケーションができることに喜びも感じているようです。漢字圏といえども、日本で使われている漢字と、母国では少し異なっており、答案に記載すると「誤り」として認識されてしまいますので、ひとつひとつ丁寧に学習を積み重ねていく必要があります。 

 外国籍の在校生は、そんな彼らの苦労を知っていますので、積極的に彼らに声をかけて励まくれます。そして、ランチを誘ったり、ゲームやトランプを共に興じる姿に、彼らの一年の苦労や経験が、素晴らしい成果になっていることを感じずにはいられません。

  やっとの思いで帰国した中国籍の生徒は、いまだに家から出られずにいます。今は、不安でいっぱいでしょう。一日でも早くお互いに笑顔で逢える状況になることを祈るばかりです。

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